投稿をご覧いただきありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。
股関節が痛くて整形外科でレントゲンを撮ったのに、「骨に異常はありません」「様子を見ましょう」と言われた。
それでも、歩く時に脚の付け根が痛い、立ち上がる時に股関節がつまる、階段で違和感がある、長く歩くとだんだん痛くなる。このような状態が続くと、「異常なしなのに、なぜ痛いのか」と不安になる方は少なくありません。
レントゲンは、骨の変形や骨折、関節のすき間の狭さなどを見るにはとても大切な検査です。ただし、股関節の痛みの原因は骨だけとは限りません。股関節唇、軟骨の初期変化、筋肉や腱、関節包、骨盤や腰の動き、歩き方のクセなどは、レントゲンだけでは判断しにくい場合があります。実際に、関節唇損傷や初期の変形性股関節症、筋肉由来の痛み、腰椎や仙腸関節からの関連痛では、レントゲンで異常なしと言われることがあります。
大分駅前整体院では、「レントゲンで異常がない=体に問題がない」とは考えていません。骨の変形が強く出る前の段階でも、股関節に負担が集まり続けていれば、痛みや違和感は出ます。特に40〜50代の方は、筋力低下、姿勢の変化、歩き方のクセ、車移動の多さ、座る時間の長さなどが重なり、股関節に負担が出やすくなります。
今回は、「股関節痛 レントゲン異常なし」と言われた方に向けて、一般的な医学的見解と、当院が考える股関節痛の見方をわかりやすく解説します。
1. 股関節痛でレントゲン異常なしと言われる理由

レントゲンで骨に異常がなくても、関節唇・軟骨・筋肉・腱などの問題で股関節痛が続くことがあります。
股関節は、骨盤側のくぼみである寛骨臼に、大腿骨頭という丸い骨がはまり込む構造をしています。いわゆるボールとソケットのような関節で、体重を支えながら、歩く、立つ、座る、階段を上がる、しゃがむといった動作を行う重要な関節です。股関節には軟骨、関節包、靭帯、筋肉、腱などが関わっており、骨だけで動いているわけではありません。
レントゲン検査で主に確認できるのは、骨の形、骨折の有無、関節のすき間、明らかな変形などです。そのため、変形性股関節症がある程度進行して関節のすき間が狭くなっている場合や、骨の形に明らかな変化がある場合は、レントゲンで判断しやすくなります。
一方で、股関節唇という関節の縁にある組織の損傷、軟骨のごく初期の変化、筋肉や腱の炎症、関節包の硬さ、骨の内部の変化などは、レントゲンだけでは見えにくいことがあります。そのため、痛みがあるにもかかわらず「レントゲンでは異常なし」と言われることがあるのです。
つまり、レントゲンで異常がないというのは、「骨に大きな変形や明らかな異常が見えなかった」という意味であり、「痛みの原因がまったくない」という意味ではありません。ここを誤解してしまうと、痛みを我慢し続けたり、原因がわからないまま不安だけが強くなったりしてしまいます。
2. レントゲンに映りにくい股関節痛の代表的な原因

股関節痛の原因は、股関節唇・軟骨・筋肉・腱・腰や骨盤からの影響など、レントゲンだけでは判断しにくい場合があります。
レントゲンで異常なしと言われても股関節痛が続く場合、医学的にはいくつかの原因が考えられます。代表的なものに、股関節唇損傷、初期の変形性股関節症、股関節周囲の筋肉や腱の問題、骨髄浮腫や大腿骨頭壊死症の初期、腰椎や仙腸関節からの関連痛などがあります。
股関節唇損傷は、股関節の縁にあるクッションのような組織に負担がかかり、痛みや引っかかり感が出る状態です。脚の付け根が痛い、股関節が詰まる、方向転換で痛む、長く歩くと痛くなるといった症状が出ることがあります。変形性股関節症のように骨の変形がはっきり出ていない段階では、レントゲンだけでは判断しにくい場合があります。
また、変形性股関節症も初期段階ではレントゲン上の変化が目立たないことがあります。軟骨のすり減りや関節内の負担が始まっていても、画像では「まだ大きな異常なし」と見えるケースがあります。痛みが強いかどうかと、レントゲンの変化の大きさは必ずしも一致しません。
さらに、腸腰筋、大腿筋膜張筋、中殿筋、内転筋などの股関節まわりの筋肉が硬くなったり、うまく働かなくなったりすることでも痛みは出ます。股関節は体重を支える関節なので、筋肉の支え方が乱れると、関節そのものに異常がなくても、動作のたびに負担が集中します。
3. 股関節だけでなく腰・骨盤・膝・足元まで見る必要がある理由

股関節痛は股関節だけでなく、腰・骨盤・膝・足裏の使い方が関係していることがあります。
当院では、股関節痛を股関節だけの問題として見ないことを大切にしています。なぜなら、股関節は骨盤、腰、膝、足首、足裏とつながって動いているからです。
たとえば、骨盤が前に傾きすぎている人は、股関節の前側に圧迫がかかりやすくなります。反対に、骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなっている人は、股関節の動きが制限され、歩く時に脚が後ろへ伸びにくくなります。その結果、股関節の前側や外側に負担が集まり、痛みや詰まり感につながることがあります。
また、膝や足首の使い方も股関節痛に関係します。足裏の接地が不安定だったり、膝が内側に入りやすかったりすると、歩くたびに股関節がねじれるような負担を受けます。股関節そのものに大きな異常がなくても、このような小さな負担が毎日積み重なることで、痛みが出やすくなります。
特に大分のように車移動が多い生活では、歩く量が少なくなり、股関節を大きく動かす機会が減りやすくなります。座る時間が長くなると腸腰筋やお尻まわりの筋肉が硬くなり、立ち上がりや歩き始めで股関節に違和感が出ることがあります。これは、レントゲンでは見えにくい「動きの問題」です。
4. 「異常なし」でも痛みが出るメカニズム

骨に変形がなくても、歩行時に股関節へ負担が集中すると痛みにつながることがあります。
股関節痛で大切なのは、画像に異常があるかどうかだけではなく、「股関節にどのような負担がかかっているか」を見ることです。
股関節は、立っているだけでも体重を支えています。歩く時には、片脚に体重が乗る瞬間があり、そのたびに股関節には大きな負荷がかかります。本来であれば、お尻の筋肉、体幹、骨盤、膝、足首が連動してその負担を分散します。しかし、どこかの動きが硬くなったり、筋肉の働きが弱くなったりすると、負担が股関節に集中します。
たとえば、お尻の筋肉である中殿筋がうまく働かないと、片脚で体を支える時に骨盤が不安定になります。すると、股関節の外側や前側に余計な負担がかかりやすくなります。腸腰筋が硬くなると、股関節の前側が詰まりやすくなり、立ち上がりや歩き始めで痛みが出ることがあります。
この段階では、骨の変形がまだ強く出ていないため、レントゲンでは異常なしと言われることがあります。しかし、体の使い方としてはすでに股関節に負担が集まり続けている状態です。ここで放置すると、痛みをかばう歩き方がクセになり、腰や膝にも負担が広がっていく可能性があります。
5. 注意したい症状と医療機関で再確認すべきケース

痛みが強い、夜間痛がある、歩けない、しびれがある場合は、レントゲンだけでなくMRIなどの確認が必要になることがあります。
レントゲンで異常なしと言われた場合でも、すべてを整体だけで判断するべきではありません。痛みが強くなっている、夜間痛がある、安静にしていても痛い、歩けないほど痛い、急に痛みが出た、発熱を伴う、しびれや力の入りにくさが強い。このような場合は、再度整形外科で相談することが大切です。
また、痛みが長く続いている場合や、股関節の引っかかり感、強い可動域制限、跛行、体重をかけた時の強い痛みがある場合は、MRIなどの詳しい検査が必要になることもあります。レントゲンでは見えにくい関節唇、軟骨、骨の内部、筋肉や腱の状態を確認することで、原因がわかるケースもあります。
当院では、医療機関での検査を否定することはありません。むしろ、必要な検査を受けたうえで「骨に大きな異常がない」と確認できていることは、体の使い方や負担のかかり方を見直すうえで重要な情報になります。
ただし、「異常なし」と言われたから何もしなくていい、というわけではありません。画像上の大きな異常がない今だからこそ、股関節に負担をかけている姿勢、歩き方、骨盤の動き、足元の使い方を見直すことが大切です。
6. 当院が考える股関節痛への整体での見方

当院では股関節だけでなく、立ち方・歩き方・骨盤の傾き・膝の向き・足裏の接地まで確認します。
大分駅前整体院では、股関節痛に対して痛い場所だけを揉む、股関節だけを動かす、という見方はしていません。股関節に痛みが出ている背景には、腰、骨盤、股関節、膝、足首、足裏の連動が崩れていることが多いからです。
まず確認するのは、立ち方、歩き方、骨盤の傾き、股関節の可動域、膝の向き、足裏の接地です。同じ股関節痛でも、反り腰が強く股関節の前側に負担がかかっている人もいれば、猫背気味で股関節が伸びにくくなっている人もいます。膝が内側に入りやすい人、足首が硬くて股関節でかばっている人、片側のお尻の筋肉がうまく使えていない人もいます。
当院が大切にしているのは、「なぜ股関節に負担が集まっているのか」を見つけることです。レントゲンで異常がない段階でも、体の使い方に問題があれば痛みは出ます。反対に、股関節への負担を減らす動き方を身につけることで、今より悪くなる前に体を整えやすくなります。
特に40〜50代の方は、「まだ我慢できるから大丈夫」と思っているうちに、歩き方のクセが強くなり、腰痛や膝の痛みまで広がることがあります。股関節は体の中心に近い関節なので、早めに見直すことがとても大切です。
7. 股関節痛でレントゲン異常なしと言われた方へ

レントゲンで異常なしと言われた今こそ、股関節へ負担が集まる体の使い方を見直すことが大切です。
股関節痛でレントゲン異常なしと言われると、安心する一方で、「ではなぜ痛いのか」という不安が残ると思います。ですが、異常なしという言葉だけで痛みを片づける必要はありません。
レントゲンに映るのは主に骨の状態です。股関節の痛みには、関節唇、軟骨の初期変化、筋肉や腱、骨盤の動き、腰や膝との連動、歩き方のクセなど、画像だけでは見えにくい要素が関係していることがあります。だからこそ、痛みが続く場合は、医療機関で必要な確認をしながら、同時に体の使い方や負担のかかり方を見直すことが大切です。
大分駅前整体院では、立つ・歩く・階段がつらい方の腰・股関節・膝の痛みを専門にみています。股関節だけを見るのではなく、腰、骨盤、膝、足元まで含めて、なぜ股関節に負担が集まっているのかを確認します。
「レントゲンでは異常なしと言われたけど、痛みが続いている」
「歩くと股関節が痛い」
「立ち上がりや階段で脚の付け根がつらい」
「このまま悪化しないか不安」
このような方は、今よりも悪くなる前に一度体の状態を見直してみてください。股関節の痛みは、骨の変形がはっきり出てからではなく、違和感や軽い痛みがある段階で整えることが大切です。









