股関節痛

足組みは股関節痛に影響する?骨盤の歪みと足の付け根の痛み

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足組みは股関節痛に影響する?骨盤の歪みと足の付け根の痛み

大分駅前整体院の河野です。

足を組んで座るクセがあり、最近になって足の付け根やお尻、股関節の外側に違和感が出てきたという方は少なくありません。

「足を組むと骨盤が歪む」と聞いたことがある方も多いと思いますが、実際には足組みそのものだけで股関節痛が起こるというより、骨盤や股関節の動きの偏り、筋肉の硬さ、歩き方のクセが重なった結果として足を組みたくなり、その状態が長く続くことで股関節に負担がかかりやすくなると考えることが大切です。

今回は、足組みが股関節痛にどのように影響するのか、そして繰り返さないために見直したいポイントについて解説します。

1. 足を組むと股関節に負担はかかる?

椅子で足を組む女性の股関節まわりを示し、股関節のねじれや骨盤の傾き、片側負担について解説した画像

足を組む姿勢は、股関節のねじれや骨盤の傾きにつながることがあります。

足を組んで座ると、片方の股関節は外側に開いたり、ねじれた状態になりやすくなります。同時に骨盤も左右どちらかに傾き、腰から股関節にかけてのバランスが崩れやすくなります。

短時間であれば大きな問題にならないこともありますが、毎日同じ側で足を組むクセが続くと、股関節の片側だけに負担が集中しやすくなり、足の付け根・お尻・股関節の外側に違和感が出るきっかけになることがあります。

特に、長時間のデスクワークや車移動が多い方は、座っている時間そのものが長くなりやすいため、足組みによる影響も積み重なりやすくなります。

ただし、ここで大切なのは「足を組んだから必ず股関節が悪くなる」という単純な話ではないということです。足を組みたくなる背景には、すでに骨盤や股関節の動きに左右差があったり、腰・お尻・太ももの筋肉に硬さが出ていたりする場合があります。

つまり、足組みは股関節痛の原因であると同時に、体のバランスが崩れているサインとして見ることもできます。

2. 足組みで骨盤が傾くと股関節に負担が集中しやすい

足組みから骨盤の傾き、骨盤のねじれ、股関節の片側負担へつながる流れを4段階で示した図解画像

同じ側で足を組み続けると、骨盤の傾きやねじれから股関節に負担が集中しやすくなります。

足を組むと、上に乗せた足の影響で骨盤は片側に傾きやすくなります。さらに、股関節は開いた状態やねじれた状態になり、左右の荷重バランスも崩れやすくなります。

足組みから股関節負担までの流れ

足組みを続けると、まず骨盤が左右どちらかに傾きます。骨盤が傾くと、体の中心がずれ、座っている時の重心が片側に偏ります。その状態で長時間過ごすと、股関節の片側に圧がかかりやすくなり、関節まわりの筋肉も左右で使われ方が変わってきます。

本来、股関節は骨盤と太ももの骨をつなぐ大切な関節です。そのため、骨盤が傾いたままになると、股関節の動きもスムーズに出にくくなります。

特に片側だけで足を組むクセがある方は、いつも同じ方向に骨盤がねじれやすく、片方の股関節だけが詰まりやすい、開きにくい、立ち上がる時に痛いといった状態につながることがあります。

足組み → 骨盤の傾き・ねじれ → 股関節の片側負担という流れが続くことで、最初は違和感程度だったものが、日常動作の中で痛みとして出てくることもあります。

3. 足の付け根・お尻・股関節の外側が痛くなる理由

腸腰筋、中殿筋、梨状筋、お尻の筋肉と、足の付け根・お尻の奥・股関節外側の痛みの関係を示した解説画像

股関節の痛みは、腸腰筋・中殿筋・梨状筋など周辺の筋肉の硬さとも関係します。

足組みで骨盤や股関節のバランスが崩れると、股関節そのものだけでなく、周辺の筋肉にも負担がかかります。

特に関係しやすいのが、お尻の筋肉、腸腰筋、中殿筋、梨状筋です。

お尻や梨状筋が硬くなる場合

骨盤が傾いた状態が続くと、お尻の筋肉が片側だけ引き伸ばされたり、反対に縮んだまま固まったりします。梨状筋というお尻の奥にある筋肉も硬くなりやすく、股関節の動きが悪くなる原因になります。

その結果、立ち上がる時にお尻の奥が痛い、歩き始めに股関節の外側が気になる、長く座ったあとに足が出しにくいといった症状につながることがあります。

腸腰筋が硬くなる場合

腸腰筋は、腰から骨盤を通って太ももの骨につながる筋肉です。足を上げる動きや、股関節を曲げる動きに関係しています。

座っている時間が長い方は、この腸腰筋が縮こまりやすくなります。そこに足組みによる骨盤の傾きが加わると、股関節の前側、つまり足の付け根に負担が出やすくなります。

靴下を履く時に足が上げにくい、車に乗る時に足の付け根がつまる、階段で股関節の前側が気になる方は、腸腰筋の硬さも関係している可能性があります。

中殿筋がうまく働かない場合

中殿筋は、骨盤を横から支える大切な筋肉です。歩く時や片足で立つ時に骨盤が傾かないように支えています。

足組みや片足重心のクセが続くと、中殿筋がうまく働きにくくなり、歩行時に股関節の外側へ負担がかかりやすくなります。

このように、骨盤の傾きやねじれが続くと、お尻・腸腰筋・中殿筋・梨状筋の硬さや働きの低下につながり、立ち上がり・歩行・靴下を履く動作で痛みが出やすくなるのです。

4. 足組みだけが股関節痛の原因とは限らない

足組みの影響だけでなく、股関節の変形、腰からの影響、歩き方のクセ、筋肉の硬さも確認する必要性を示した画像

股関節痛は足組みだけでなく、腰・歩き方・筋肉の硬さなども関係することがあります。

股関節が痛い時、「足を組んでいるから痛いのかな」と考える方は多いですが、実際には足組みだけが原因とは限りません。

股関節痛には、変形性股関節症、臼蓋形成不全、股関節唇の問題、筋肉や腱の負担、腰からくる神経の影響など、さまざまな原因があります。

特に、足の付け根の痛みが強い、歩く距離が短くなってきた、夜間も痛い、股関節の可動域が明らかに狭くなっている場合は、単なる姿勢の問題だけで判断しないことも大切です。

一方で、病院で大きな異常はないと言われた方や、まだ手術を考える段階ではないと言われた方でも、股関節まわりの痛みが続くことはあります。

大分駅前整体院では、そのような場合に股関節だけを見るのではなく、骨盤・腰・膝・足首・歩き方まで含めて、どこに負担が集中しているのかを確認していきます。

足組みは目に見えるクセですが、その奥には、骨盤の傾き、股関節の動きにくさ、足首の硬さ、歩行時の重心の偏りなどが隠れていることがあります。

5. 足組みをしたくなる人に多い体のクセ

足組みをしたくなる背景として、骨盤の傾き、片足重心、股関節の硬さ、歩き方のクセを示した画像

足を組みたくなる背景には、骨盤や股関節の偏りが隠れていることがあります。

足組みは「悪い姿勢だからやめましょう」と言われることが多いですが、当院では足組みを結果として出ている体のサインとして見ることも大切だと考えています。

たとえば、骨盤が片側に傾いている方は、座った時に左右均等に体重を乗せにくくなります。そのため、無意識に足を組んだ方が落ち着く、体が安定するように感じることがあります。

また、股関節の片側が硬い方は、足を組むことで一時的に股関節まわりが楽に感じることもあります。お尻や太ももの筋肉が硬い方、片足重心が多い方、歩く時に左右どちらかへ体が流れやすい方も、足組みがクセになりやすい傾向があります。

つまり、足組みをやめようとしてもすぐに戻ってしまう場合、意志が弱いのではなく、足を組まないと座りにくい体の状態になっている可能性があります。

この場合は、足を組まないように気をつけるだけでは不十分です。骨盤・股関節・お尻・太もも・足首のバランスを整え、座っていても左右均等に体重を乗せられる状態を作ることが必要になります。

6. 自宅でできる座り方の見直しとセルフケア

座り方の整え方、お尻のストレッチ、腸腰筋ストレッチ、内転筋をゆるめるセルフケアを4分割で示した画像

股関節に負担をかけにくい座り方と、自宅でできるやさしいセルフケアを紹介しています。

股関節痛を繰り返さないためには、まず座り方を見直すことが大切です。

椅子に座る時は、深く腰かけすぎて骨盤が後ろに倒れないようにし、左右のお尻に均等に体重が乗る位置を探します。足裏は床につけ、膝と股関節が無理にねじれないようにします。

寝ながらできるお尻のストレッチ

仰向けになり、片方の足首を反対側の膝の上に乗せます。そのまま太ももを胸の方へゆっくり近づけると、お尻の奥が伸びやすくなります。

このストレッチは、梨状筋やお尻の筋肉の硬さをやわらげ、股関節の外側やお尻まわりの負担を軽くする目的で行います。強く伸ばそうとせず、呼吸が止まらない範囲で行うことが大切です。

腸腰筋を伸ばすストレッチ

片膝立ちになり、骨盤を立てたまま体を少し前に移動させます。後ろ側の足の付け根が伸びる感覚があれば十分です。

反り腰になったり、腰を強く反らせたりすると、股関節ではなく腰に負担がかかることがあります。腸腰筋を伸ばす目的は、座り姿勢で縮こまりやすい股関節の前側をゆるめ、立ち上がりや歩き始めをスムーズにすることです。

内転筋をゆるめるケア

内ももの筋肉である内転筋が硬くなると、股関節の動きが制限されやすくなります。仰向けで膝を立て、両膝をゆっくり外側へ開くようにすると、内ももがやさしく伸びます。

無理に開脚する必要はありません。股関節の前側や内側に強い痛みが出る場合は中止し、心地よく伸びる範囲で行いましょう。

股関節まわりをほぐす意味

これらのセルフケアは、痛みを無理に取るためではなく、股関節に負担が集中しにくい状態を作るために行います。

お尻・腸腰筋・内転筋が少しずつ動きやすくなると、骨盤の傾きや股関節のねじれが減り、座る・立つ・歩くといった日常動作が楽になりやすくなります。

7. 股関節痛を繰り返さないために

股関節痛を繰り返さないために、足組み、骨盤の傾き、股関節の片側負担、筋肉の硬さ、歩き方のクセを整体院で確認するポイントとしてまとめた画像

足組みは原因であると同時に、体のクセの結果でもあります。繰り返す前に体全体を見直しましょう。

足組みによる股関節痛を考える時は、足組み → 骨盤の傾き・ねじれ → 股関節の片側負担 → お尻・腸腰筋・中殿筋・梨状筋の硬さ → 立ち上がり・歩行・靴下動作で痛いという流れで見ることが大切です。

ただし、足組みは原因であると同時に、体のバランスが崩れている結果でもあります。

足を組まないように気をつけても、座っているとすぐ足を組みたくなる方は、骨盤や股関節まわりの状態がすでに偏っている可能性があります。

さらに、足組みが長期間続くと、その姿勢が体にとって当たり前のクセになってしまいます。この場合、周辺の筋肉のバランスを整えるだけでなく、正しい位置で骨盤や股関節を支える筋肉の使い方を練習することも必要になります。

大分駅前整体院では、股関節の痛みがある方に対して、痛い場所だけを見るのではなく、骨盤・腰・股関節・膝・足首のつながり、歩き方、座り方のクセまで確認しながら施術を行います。

「足を組むクセがある」「足の付け根が痛い」「立ち上がりや歩き始めに股関節が気になる」という方は、今よりも悪くなる前に一度体のバランスを見直してみてください。

執筆者

  • 慢性症状専門の整体師 河野貴彦
  • 柔道整復師免許証

慢性症状専門の整体師 河野貴彦

東京・神奈川・大分で7年間整骨院にて研修して、延べ23755人の施術実績。研修時代から慢性症状の改善に力を注ぎ、整形外科や整骨院に通っても症状の改善しない方の力になりたいという思いから大分駅前整体院を立ち上げる。

経歴
2012年3月 日体柔整専門学校 卒業
2012年4月 柔道整復師免許 取得
2018年4月 大分駅前整体院 開業